四国旅行記

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第5章  高知〜甲浦〜徳島〜岡山〜帰る(5月4日〜5月6日)

  

● 徳島回りで甲浦へ 

7:01発「南風4号」で高知を出発する。今日も高知駅では駅弁は手にはいらなかった。車内は窓側の席はほぼふさがっている。

土佐山田、大杉と進むにつれ霧が濃くなって来た。

昨日と同じ大歩危・小歩危の車窓を見て、阿波池田に到着。ここで徳島回り海部行きの「剣山4号」に乗り換える。2両編成だが、空いている。

 

 阿波池田のりかえ案内。南小松島へ行く人はいるのだろうか。

 

 「剣山3号」は牟岐線の海部まで直通する。

 

阿波池田の乗り継ぎ時間で、駅のキオスクで阿波地鶏弁当を買う。駅弁とラベルに書いてあるが、あとで同じものが徳島駅でも売っていた。

 

 阿波池田駅のキオスクで買った「阿波地鶏弁当」。

 

徳島線は吉野川に沿った谷間を行くという印象だったが、吉野川の谷もここでは広々としており、平凡な平野の車窓がつづく。

四国の特急は全般的に停車駅が多いが、この特急はまるで快速並に頻繁に停車する。発車しても10分くらい走ってまた次の駅に停まる。また、1駅2駅のみの短距離客が結構多いのも四国の特急である。

 

徳島に近づくにつれ、だんだん混んできたが、徳島に着くとほとんど降りてしまった。

 

徳島からは牟岐線に直通する。11:17高架駅の海部に到着した。ここで阿佐海岸鉄道の列車に乗り換える。高架駅なのに隣のホームへ渡るのに、構内の踏切を渡るのは変わっている。その先には山の無いトンネルがある。かつては山だったが、山を崩してしまい、トンネルだけが残ってしまったのだそうだ。

 

 徳島線の石井駅。隣駅は府中と書いて「こう」と読む難読駅。

 

 牟岐線終点の海部駅。山無しトンネルが見える。

 

 海部の町並。駅ホームから。

  

● 徳島から岡山へ 

海部から甲浦まではたった2駅しかない。1両のディーゼルカーが往復するだけである。終点甲浦もまた高架駅である。阿佐海岸鉄道と言うくらいだから、ぜひ室戸岬経由で土佐くろしお鉄道と直結してほしいが、終点甲浦はすでに高知県の駅なので、「阿佐」でも間違いではないと言うことになる。

そのまま折り返して海部駅へ戻る。12:29発「むろと2号」に乗り徳島へ向かう。

 

徳島駅は近代的な駅ビルとなっていて、まるで新幹線の駅のようだ。しかしホームの跨線橋は古いまま残っている。

徳島も雨が降っている。ホームに立ち食いうどん屋があったので、かき揚げうどんといなり寿しを食べた。四国はさすがうどんの本場だけあって、駅の立ち食いうどんの麺でもシャキッとしている。ツユは薄口で、濃い口に慣れた私には物足りない気がしていたが、なれてくるとこちらのほうがうまいと思えてくる。いなり寿しはかなり甘めの味付けだ。

 

徳島駅の「かき揚げうどん」と「いなり」。

 

 大きなデパートがそびえる徳島駅前。

 

この徳島で四国は最後になるので、駅のデパートでみやげ物などを買い物する。デパートでは四国中のみやげが手にはいるので便利だ。

16:30発「うずしお20号」で徳島をあとにする。この「うずしお20号」は四国ではめずらしく停車駅の少ない特急で、徳島・高松間をわずか55分で結ぶ。

 

● 四国をあとに 

17:25高松に到着。この列車は岡山行きだが、周遊きっぷでは、高松・岡山間の特急券を買わねばならないため、高松からは快速「マリンライナー」に乗り換える。

「マリンライナー52号」は高松駅を発車した。無事、四国一周を果たしたということで、取り合えず缶ビールをあけて祝杯する。

列車は瀬戸大橋を渡る。雨で瀬戸内海といくつかの島がうっすら見えるだけで展望はあまり良くなかった。

 

岡山では駅前のカプセルホテルに泊った、翌日新幹線で大阪まで行き、そこから「トワイライトエクスプレス」で札幌へ帰ることになっている。

 

札幌から四国までの往き帰りはこちらをごらん下さい→2004年寝台特急列車の旅

 

 岡山駅前の桃太郎像。

< 完 >

第4章  高知と土佐電鉄

 第1章  札幌〜大阪〜松山まで

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