四国旅行記

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第3章  祖谷渓谷とかずら橋(5月3日)

  

● 特急で阿波池田へ

今日は天気予報によると雨。

サウナの仮眠ベッドの寝心地もあまり良くなく、朝5時半に目覚める。せっかく早起きしたから、どこか観光でもしようと思う。最初は室戸岬へ行こうと考えたが、1日がかりになりそうなので祖谷渓谷とかずら橋を見て来ることにした。徳島県になってしまうが、ここならば午前中で往復できる。こういうとき特急も乗れる周遊きっぷは大変便利である。

 

6時少し前高知駅に向かう。泊るところがなくて駅で夜明かしした人もいたようだ。

高知発6:01発南風2号で出発する。四国の特急は朝が早い。がら空きだろうと思っていたが、早朝の列車にしては意外と乗客が多い。

 

駅弁は当然まだ売っていないのでコンビニで買ったおにぎりで朝食にする。

 

 コンビニで買った「たこめし」おにぎり。

 

 土讃線大歩危・小歩危間の車窓。

 

 山の斜面にへばり付くような家々。

 

 阿波池田駅。四国では数少ないジャンクションである。

 

 ● 祖谷街道を行く 

1時間ほどして阿波池田に着く。池田から、かずら橋までの路線バスがある。駅の向かいにあるバスターミナルで切符を買い、しばらくするとバスがやってきた。

 

祖谷経由かずら橋行のバスに乗る。バスは33人乗りの中くらいの車である。乗客は私1人だけであった。祖谷口で国道から県道に入って行く。県道とは名ばかりでめちゃくちゃ狭い道だ。

 

 これでも県道で路線バスも通る。

 

いくつかの集落を過ぎて、祖谷沿いの崖っぷちの山道を登っていく。所どころに崩れ落ちてきた小石が転がっていたりする。

 

国内旅行で四国の人気が今ひとつなのは、道路事情の悪さも理由の1つにあるのではないか。観光地までバスが乗り入れできないのではツアー旅行客も限られてしまう。反面、四国はあまり観光地ずれしたところが少なく、団体旅行などで荒らされた所も少なく、私のようなひねくれ者の旅行者にとっては四国は大変うれしいところだ。

 

 谷底から高さ200m、小便小僧の像が立つ(小便は出ない)。

 

 崖っぷちにある祖谷温泉。

 

祖谷街道で一番高いところには小便小僧の像が立っている。ここで降りて見てきていいですよ、と運転手さんが親切にバスを停めてくれた。バスを降りて写真を撮ってきた。

 

ここから少し進んだところが祖谷温泉。谷底の温泉まではケーブルカで降りるという。ちょっと温泉に入ってみたいが、今回は時間がないので通過。

  

 祖谷のかずら橋。

 

 谷が広くなって、開けてきたところが終点かずら橋である。バス停から階段を降りて行くと、その有名な橋はあった。結構観光客が来ていて、みんな手すりにつかまりながらこわごわと渡っている。橋の通行料は500円、片道だけの一方通行である。

 

せっかく来たのだから、料金を払って橋を渡ってみた。足元から下の川が丸見えなので、結構スリルがある。

向こう岸に渡った帰りは、横にある普通の橋を渡って戻る。これでおしまい。

 

周辺は数軒の土産屋や祖谷そばの店がある。天気が悪くなりそうなので、先ほどの折り返しのバスで阿波池田に戻ることにした。

 

 鉢合わせの図。下がるほかはない。

 

再びバスで祖谷街道を戻る。すれ違う車が多くなって来た。対向車が来た場合は、どちらかがバックですれ違いのできる所まで下がるほかはない。

さすがに地元の車は慣れたものだが、本州から来た車などは大変だ。泣きそうな顔をして数100mもバックした車もあった。

バスに乗っていれば、対向車の人には悪いが、なかなか面白い。でも自分で運転して行くのは絶対イヤ!

 

 かずら橋まで往復したバス。

 

こんな調子でバスは定刻より若干遅れたが、無事阿波池田駅に着いた。阿波池田10:21発「南風3号で」高知へ戻る。

 

第2章  松山〜宇和島〜中村〜高知

第4章  高知と土佐電鉄 >

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