2012年オホーツク流氷旅行記 5


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浜辺で流氷を見ていたら、あっという間に時間が過ぎた。急いで駅に引き返す。発車15分前だが、すでにホームにノロッコ号が停車していて、改札も行っていた。

 

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新しくなった知床斜里駅。

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流氷の上に現れることもあるというゴマフアザラシのはく製。

 

駅舎はすっかり新しくなっている。中には売店や観光案内所があり、トイレもすっかり綺麗になって立派な観光駅と化している。待合室にはゴマフアザラシのはく製も置いてあった。

 

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駅舎は新しいが古びた改札案内板。

 

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石炭を焚くダルマストーブの煙突から煙が上るノロッコ号の客車。

 

P3040529.jpg発車前から一杯やっているグループもあり車内は賑やか。

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展望車内のダルマストーブとスルメ。

 

発車までまだ時間のあるノロッコ号の車内は、ストーブで焼いているスルメの匂いが充満し、団体旅行の朝から呑んでいる人たちで賑やかだ。

 

客車5両編成で網走側に機関車がつく。ホームがぎりぎり5両分しかないので、列車のヘッドマークを撮影することはできない。客が勝手に線路に降りないように、列車の前後には係員が立っている。

ホームではビールサーバーを担いだ売り子さんが生ビールを販売していた。

 

5両中4両の客車が展望車になっていて、うち3両が指定席。指定席は団体客で一杯だ。自由席の1号車は普通の客車になっていて、展望車と違い近代的な内装の車両だけは不人気で空きボックスの方が多い。

 

P3040533.jpg▲往時の50系51型客車原型そのまま。妙に懐かしい。

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50系51型客車から見た流氷。

 

1号車の空いているボックス席に座ったが、この客車、外側はノロッコ仕様に塗装されているが、車内は50系51型客車そのままだ。今から20年前の80〜90年代にかけて、函館本線札幌圏の普通列車に頻繁に使われていた。

 

動き出すと、うーん懐かしい。ガタン、ゴトンと硬いながらも規則正しく刻むレールのジョイントの音も心地よい。この50系客車往時の乗り心地を体験できるのは全国でもここだけではないか。

この客車に乗るためだけにまた来ても良いとも思った。

 

知床斜里を発車すると、ノロッコ号ながら、海岸の見えない区間は結構なスピードで走る。海の見える区間に差しかかるとブレーキがかかり、時速30キロくらいのスピードになった。

 

アテンダントさんが乗務して、沿線風景のガイドなどのアナウンスを始めた。海岸にはしっかりと流氷も接岸して、皆さん満足そうだ。アテンダントさんは、

「初めて流氷観光に来たお客様が流氷を見れる確率は10分の1、今日ご乗車されましたお客様はすごく運が良いです」

と放送していた。

 

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北浜駅では団体客が一斉に下車。2台の観光バスに乗り移っていった。

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北浜駅の展望台から。流氷の向こうに知床の山々が連なる。

 

北浜は9分停車。賑やかだった指定席の団体客はここで一斉に下車する。入れ替わりに別の団体さんがまた乗ってきた。

駅前には2台の大型バスが停まっていて、列車から降りた人たちが次々と乗り込んでいった。

 

車内の人たちも車内から出てきて、ホームはしばしごった返す。

展望台からは、流氷は岸から離れてしまっているが晴れているので知床連山が良く見えた。

下から拡声器で「発車2分前で〜す」と聞こえたので、車内に戻る。

 

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ダルマストーブが燃える展望車車内。

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展望車の窓から流氷を見る。路面電車の窓みたい

 

北浜で降りた人が多いようで、展望車の自由席も空席があった。ストーブの前の席が空いていたのでそこに座らせてもらう。

石炭ストーブは小さいながらも火力があるようで、熱がじわじわ伝わってくる。昔は、ストーブ前の座席は熱いので、乗客同士で交代して座っていたという。

ストーブの脇には石炭の詰まった紙袋や文化タキツケが無造作に置かれている。石炭は袋詰めの釧路の太平洋炭だった。

 

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ストーブに石炭をくべる車掌さん。

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3羽の白鳥が列車と平行に飛んでいた。

 

P3040630.jpgトンネル内では炉端居酒屋のような雰囲気になる。こっちのほうが趣がある。

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釧網線80周年ヘッドマークを掲げた機関車。ホームでの撮影は網走駅でのみ可能。

 

鱒浦駅を過ぎると列車はトンネルに入る。ウッディな車内は電球に照らされて一転して炉端居酒屋のような雰囲気になった。ダルマストーブもいい味を出している。

夜に運転して居酒屋ノロッコ号なんて走らせたらいいと思った。

 


へつづく

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