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 ゆいレールと初夏の沖縄を訪ねて

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2,那覇→那覇泊港→渡名喜島 


 ● フェリーターミナル「とまりん」へ

 

▲こいのぼりがたくさん吊るされた久茂地川。

▲久茂地川の上を行くゆいレール。

 

今日も朝から天気が良い。7時半に旅館を出る。朝から日差しが強く、歩いていると汗が出てくる。途中の久茂地川の上には、こいのぼりがたくさん吊るされていた。その上をモノレールが通過して行く。

 

ここから、離島フェリーの発着する泊港までは国道58号線を歩いて10分ほど。フェリーターミナルは「とまりん」といって、ショッピングやホテルなどが入る複合施設となっていて、港にむかってそびえ立っている。

 

沖縄まで行ったならば、那覇市内だけではなく、離島へも行って見たい。本当は宮古島や石垣島の方に行きたかったのだが、日程や予算の都合でそこまでは行けない。那覇から日帰りで行ける本島周辺の離島へ行こうと朝早くから出てきたわけである。

 

▲渡名喜・久米島行フェリーのきっぷ売場。

▲フェリー待合室の売店。

▲港にそびえ立つフェリーターミナル「とまりん」。

 

東シナ海の中に、慶良間列島、粟国島、久米島、渡名喜島といった島々があるが、今向かおうとしているのは渡名喜(となき)島という那覇の沖合58kmほどにある、さんご礁の離島である。金曜と土曜に限って那覇からこの島へ日帰りのできるダイヤが組まれる。

 

とまりん1Fの久米商船の窓口で渡名喜島までの往復乗船券を買う。待合所の売店もすでに開いていて、のぞいてみると弁当も積んであったので、350円の弁当とさんぴん茶、それにサーターアンダギーを一袋買う。弁当を買うとなぜか茹で玉子を一個サービスしてくれた。

 

▲久米島行のフェリー「ニューくめしま」。

▲デッキから見た乗船タラップと見送りの人。

 

港の先には久米島行きのフェリー「ニューくめしま」が泊っている。タラップの前で乗船券を渡して船に乗り込む。客室は飛行機のような座席が並んでいて、こちらは定員61名。ほかに、桟敷席や甲板にもベンチが並べられている。桟敷席は人気があってすでにふさがっていた。座席の方に座り、とりあえずさっき買った朝食の弁当を開く。

 

350円の弁当はスパムとメンチカツ、卵焼、沖縄ソバの焼そば、サバの照焼などのおかずがご飯の上に直接並べられている沖縄スタイルで、なかなかボリュームがある。

弁当を食べ終わったころ、出港となった。時刻は8時30分。渡名喜島までは2時間15分の船旅が始まる。

 

▲船内の様子。飛行機みたい。

▲港の売店で買った弁当とサーターアンダギー。

▲ご飯の上に直接おかずが載るのが沖縄の弁当。

 


● フェリー「ニュー久米島」の旅

 

▲渡名喜までの乗船券。

▲甲板にも座席が並ぶ。

▲南北大東島とを結ぶ「だいとう」が停泊していた。

 

デッキに出ると、日差しは強いが海風が涼しい。船は徐々に岸壁から遠ざかってゆく。澄んだ青空とまさにマリンブルーの海。しばらくすると右側に無人島がいくつか見えてくる。双眼鏡で見ると船着場なんかも見える。双眼鏡とデジカメを合体させる得意技を使って撮影してみると、無人島の砂州の様子が分かる画像が撮れた。那覇から近いこれらの島は、那覇から日帰りツアーもあるようだ。

 

▲青空に映える信号旗。

▲トイレと仮設テントが見えるクエフ島。

▲こちらも無人島のナガンヌ島。クルーザーが追い抜いて行く。

 

海は波もなく穏やかなのだが、小さい船のせいかわりと揺れる。船内の乗船客は、ぐったりと横になる人と、甲板で元気にしている人との二手に別れている。お年寄りの方が元気は良いようだ。

左手には海から突き出たような荒々しい慶良間諸島が続く。

 

▲慶良間列島を見ながら船は進む。

▲渡名喜島がだんだん近づいてくる。

 

南の海風に吹かれながら島を眺めたり写真を撮ったりしながらの船旅は楽しく、あっという間に2時間は過ぎた。目的の渡名喜島がだんだんと近づいてくる。

渡名喜島はさんご礁の島で、島を取り囲むように浅瀬が続いている。港までの船が通るところだけ深くなっていて、船はそこを慎重に進む。

 

渡名喜島で下船する人は20人ほど。見ただけではよく分からないが地元の人が多いようだ。渡名喜は空港が無く、那覇からの便は1日1回この船のみ。港には那覇からの荷物を受け取りにきた車や客を迎えに来た民宿の車が待ちうけている。

ぐらぐらと揺れるタラップを渡って、下船する。すぐ前にはフェリーターミナルの建物があるが、ほかには何も無い。客を降ろしたフェリーはしばらくすると久米島へ向かって出港していった。

 

▲フェリーは渡名喜港に寄港する。

▲渡名喜港の下船風景。

▲フェリーターミナルの前にはなぜか信号機が建つ。

 

海の上は涼しかったが、陸地にあがると暑い、日光が刺すように照りつける。

フェリーターミナルの近くには村役場があるだけで、ほかには商店も食堂も何もない。港の前の道路に横断歩道と押しボタン式の信号機があって、船上から見るとそれらしい町のように見えるが、車などほとんど通ることはない。

渡名喜島の2万5千分の1地形図をプリントして持ってきたので、それを片手にとりあえず歩き出す。

 

 

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