ふらりと初夏の道東をたずねて

【釧網本線・花咲線・ふるさと銀河線】

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1,札幌→夜行オホーツク→網走→釧網本線→釧路

 

 

←使用した まるごと道東フリーきっぷ

 

金曜日の夜札幌を発ち、週末に、釧網本線・花咲線・ふるさと銀河線と、道東を鉄道でぐるりと一周してきました。ようやく訪れた初夏のさわやかな風を切って走るローカル線の旅は、都会生活をしばし忘れさせてくれました。

 


 

夜行特急オホーツク 札幌→網走

 

金曜日の夜、夜行オホーツク9号で出発する。さすがに週末で、自由席は満員。この指定席も半分くらいの席がふさがっている。

夜行列車とはいえ、札幌からの最終列車も兼ねているので、岩見沢、滝川と停まるたびにたくさん下車してゆく。指定席の客もほとんど旭川で降りてしまい、車内に残ったのはたった5人のみ。前の座席を向かい合わせにしてボックス席にして横になる。旭川発車後、車内は減光となった。 

 

▲夜遅くまで帰宅客で混雑する札幌駅。

▲深夜の旭川駅で25分停車。

 

翌朝、北見の手前で目が覚めた。さわやかな快晴だが、寒い。北見では3人降りて、車内は2人のみとなってしまった。

左窓に網走湖を見て、6:15終点網走駅2番線についた。各車両から数人がパラパラと降りるだけで、なんとなく寂しい終点だ。隣の1番線には、立ち食いそばが開店し、札幌行きの始発オホーツクが待機しているがほとんど誰も乗っていなかった。

 

▲特急「オホーツク」終点網走駅。「モヨロ人漁猟の像」が出迎える。

 


 

釧網本線 オホーツク海と釧路湿原を見ながら

 

網走からは6:41発釧路行に乗る。気動車キハ54の1両のみ。車内の座席は特急の中古リクライニングシートになっている。夜行オホーツクから乗り継いだ15人ほどを乗せ、網走駅を発車する。市内を通り抜け、トンネルを抜けると、オホーツク海が広がる。

 

▲左が釧路行の列車。網走駅の跨線橋から。

▲のどかな釧網本線の車内。

 

そういえば、オホーツクの車内に時刻表を置き忘れてきたことに気づいた。時刻表といっても、いつも持ち歩くのは駅の窓口でタダでくれる小冊子の物なのだが、先の行程は大体覚えているので、なくても支障はないのだが。

 

▲原生花園駅付近では花を眺めながら行く。

 

▲キハ54の前後は展望にもってこい。

 ▲知床斜里駅は乗降が多い。

 

北浜から浜小清水までは原生花園の中を走る。黄色いエゾカンソウが所々に咲いていたが、時期が少しずれていたようで満開とはいかなかった。

浜小清水からは、土曜だが斜里へ通う高校生が乗ってくる。

 

知床斜里で半分くらい降り、代わりに高校生が数人乗ってくる。ここからはオホーツク海と別れ、内陸部を行く。清里町で高校生が降り、車内には釧路へ行く7人連れとほか3人。釧路に用事で行くらしい7人連れはにぎやかだ。

 

緑では下り列車交換待ちで5分停車。停車中にちょっと降りてみたが、無人駅でたいしたものは無かった。緑からは峠越えにかかる。さすがにキハ54の性能はたいしたもので、峠付近の急勾配も時速60キロ前後でぐんぐん登る。

 

▲木彫りの熊が出迎える川湯温泉駅。

 ▲車窓から見た硫黄山。川湯温泉駅付近。

 

川湯温泉では、温泉帰りらしい10人ほどが乗ってきた。川湯温泉を発車すると右手に荒々しい硫黄山が見えた。

摩周、標茶とさらに乗ってきて、標茶からは立ち客も出るほどで、かなり賑やかになってくる。

 

▲「ノロッコ号」が発着する塘路駅。

 ▲駅前で買ったソフトクリーム。

 

五十石のあたりから右窓に有名な釧路湿原が見えてくる。

 

塘路では列車交換で9分停車。ずいぶんとのんびりしている。車内は禁煙なので、こういう停車時間は格好の喫煙タイムとなる。私はタバコは吸わないが、ちょっと降りてみる。駅舎はここも喫茶店になっていた。駅前は近くを国道が通っているせいか、ちょっとした観光拠点のような感じに見える。

駅の横にソフトクリーム屋があり、列車を降りた人が買って車内に戻ってゆく。結構売れていて、私もつられてソフトクリームを買ってしまった。一口含むと濃厚な味が広がる、かなり脂肪分が濃いようだ。

発車時刻になったので、ソフトクリームを持って車内に戻る。

 

▲釧路駅に到着。

 ▲釧路駅正面。

 

五十石あたりから、列車は右手に釧路湿原を見ながら走る。

東釧路を過ぎ、釧路川の鉄橋を渡るとビル街が見えてきて、10:07終点釧路に到着した。網走から各駅停車で3時間26分、釧路がなんとなく大都会に思える。

 

釧路から根室行きに乗り換えるわけだが、1時間近く乗り換え時間があるので、一旦改札を出る。

最近は景気が上向きと聞くが、地方は相変わらず不況なようで、この釧路もあまり活気は感じられず、すっかり沈んでしまったかのようだ。駅前の通りにも人影は少なく、駅地下のステーションデパートはいつの間にか廃業していた。

 

▲コンコースにタンチョウの舞う釧路駅コンコース。

▲釧路駅構内のはずれに古びた通信柱が立つ。

 

▲1両の根室行快速「ノサップ」。

▲花咲線は専用車両になっている。

 

再び釧路駅に戻り、11:03発快速ノサップで根室へ行くことにする。

 


 

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